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【専門家選びで迷わない!】税理士・行政書士・司法書士・社労士の違いとは?

  • 執筆者の写真: 安宅佳奈枝
    安宅佳奈枝
  • 7月17日
  • 読了時間: 3分

「この手続き、誰に相談すればいいんだろう?」

起業や経営、人事・労務・法務・税務に関わる場面では、様々な専門家(士業)の力が必要になります。


しかし、士業の違いってわかりづらいですよね。


今回は、よく混同されやすい「税理士・社労士(社会保険労務士)・行政書士・司法書士」の4つの士業について、それぞれの特徴についてのお話しです。


【1.税理士】税金と会計の専門家

主な業務:

・法人税、所得税、消費税などの申告書作成と提出代行

・決算書、会計帳簿の作成や記帳代行

・節税対策のアドバイス

・税務調査の立ち会い


こんなときに相談:

・法人を設立した/したいので税務署へ届出をしたい

・決算や確定申告を任せたい

・節税について専門家の意見を聞きたい



【2.行政書士】官公庁への書類作成の専門家

主な業務:

・許認可申請(建設業、飲食業、運送業、産廃業など)

・法人設立時の定款作成、認証

・外国人の在留資格(ビザ)申請

・契約書や遺言書の作成


こんなときに相談:

・飲食業や建設業など、許可が必要な事業を始めるとき

・外国人スタッフを雇うときのビザ手続き

・遺言書や契約書を整備したい



【3.司法書士】登記と法律手続きの専門家

主な業務:

・不動産登記(売買・相続・贈与)

・商業登記(会社設立・役員変更・本店移転など)

・相続や遺言の手続き支援

・簡易裁判所での訴訟代理(※140万円以下)


こんなときに相談:

・不動産を取得・相続・売却したときの登記

・法人登記(設立、役員変更など)を行いたい

・相続手続きをきちんと進めたい

・少額訴訟(家賃滞納など)を代理してほしい



【4.社労士(社会保険労務士)】人事・労務・社会保険の専門家

主な業務:

・雇用保険、社会保険の手続き

・就業規則、労使協定の作成・改定

・労務トラブル(解雇・残業・ハラスメント等)相談

・各種助成金の申請サポート


こんなときに相談:

・従業員を初めて雇用するときの保険手続き

・労働条件や就業規則など社内の整備をしたい

・労務トラブルを未然に防ぎたい

・助成金を活用したい


たとえば、会社設立時には行政書士(定款作成・認証)、司法書士(登記*定款作成も可能)、税理士(税務届出)、社労士(社保・労務手続)と一つの手続きでも複数の士業が関わることがあります。

複数の士業事務所と連携している事務所に相談するのがとてもスムーズです。


それぞれの士業には得意分野があり、「誰に何を相談すればいいか」を知ることがトラブル回避や効率アップにつながります。


私たち社労士は、会社の【人】に関するお悩みに特化した専門家です。もし従業員の雇用や助成金、働き方などでお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。


初回相談も承っております。

 
 
 

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