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2025年12月2日で健康保険証は廃止へ-マイナ保険証の登録は必須?-

  • 執筆者の写真: あたけ
    あたけ
  • 11月3日
  • 読了時間: 2分

2024年12月2日以降、新規で健康保険証の発行がされなくなっています。

また、2025年12月2日をもって、現在の健康保険証は原則として廃止され、医療機関での受診は「マイナ保険証」に一本化されることが政府より正式に発表されています。

企業の入社手続きや従業員への案内にも関係してくる重要な制度変更となるので、今回はマイナ保険証についてのお話です。


【マイナ保険証とは?】

マイナンバーカードに健康保険証としての機能を追加し、医療機関の窓口で本人確認や資格確認を行えるようにしたものです。顔認証や暗証番号を使って確認するため、他人のなりすましを防止できるという特徴があります。


【登録のメリット】

・医療情報が一目で確認できる

 薬剤情報や特定健診の結果を共有でき、重複投薬や検査の防止につながります。

・転職・引っ越し時もスムーズ

 健康保険証の切替手続きを待たずに、資格情報を自動で最新化。

医療費控除の手続きが簡単に

 マイナポータルと連携することで、確定申告の医療費情報が自動入力されます。また、高額療養費の申請をしなくても自動で適用されます。


【注意したいこと】

カードを紛失した場合は速やかに再発行が必要です。また、利用できる医療機関かどうかは事前に確認しましょう。現在も一部の小規模医療機関では準備中の場合があります。


【登録方法】

マイナンバーカードをお持ちの方は、スマートフォンまたはセブン銀行ATM、または医療機関の窓口などで「健康保険証利用登録」を行うだけで完了します。


なお、マイナ保険証をお持ちでない方も「資格確認書」(黄色いカード)を医療機関に提示することで、これまで通りの保険診療を受けることができます。


企業担当者は、新しく就職される方にマイナ保険証登録有無を確認し、手続きの際に『資格確認書発行要否欄』に☑を入れて届出をします。


社会保険の仕組みや手続きは、今後もデジタル化が進みます。マイナ保険証はその第一歩として、より便利で安全な仕組みを整えるものです。制度変更に合わせて、ぜひ早めの登録をおすすめします。

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