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社労士の日

  • 執筆者の写真: あたけ
    あたけ
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

12月2日は社労士の日――。社労士なのに今年初めて認識しました。


調べてみると、社会保険労務士法が施行されたのは1968年(昭和43年)。思っていた以上に歴史が長い!

確かに私が社労士に合格したのは第54回試験でした。


そもそも社労士という仕事が独立した資格として誕生した背景には、戦後の高度経済成長に伴い企業が増え、労働者の雇用・賃金・社会保険の管理が複雑化していった時代背景があります。

・「企業側は法令を正しく理解して運用できるのか?」

・「労働者の権利を守りながら健全な労使関係を築くにはどうすれば?」

といった課題に対応するために社会保険の専門家として独立した国家資格化が進み、現在の社労士制度が形作られたんですね。


ちなみに社会保険労務士法の大義は、第1条目的条文に『労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与し、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること』となっています。


今の社労士の仕事は、制度に関する手続代行や給与計算だけでなく、働き方改革、安全衛生、評価制度、福利厚生、外国人雇用支援など、企業と人の可能性を広げる領域にどんどん拡張しています。

そしてこれからの社労士には、単なる「手続きの専門家」を超えて、

  • 組織づくりの伴走者

  • 労働環境改善のアドバイザー

  • 人事制度設計のパートナー

  • 働く人の人生と向き合う専門職

としての役割が、さらに期待されていくのだろうと思っています。


社労士の日を知った記念に、自分へのささやかな備忘録として残しておきます。

自分自身も日々精進せねばと身を引き締める日となりました。


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